徹夜でTIFに行くと死にます。まず言っておきます。
2024年8月4日にお台場で行われたTOKYO IDOL FESTIVAL(以後TIFと呼ぶ)に行ってきましたが、かなり苦戦してしまったのでレポートします。
# 予習
去年もTIFに参加したのですが、お目当てのアイドル(日向坂46)以外は全く何も知らない状態で望んだので、日向坂が出るまでの9時間は本当に退屈でした。
その反省を踏まえて今回は全アイドルの名前と顔と主要な楽曲を覚えていくことにしました。mixもかなり勉強しましたが、それについてはまた別の記事で話します。
全アイドルといっても私が参加するのはHOT STAGEと呼ばれるステージなので、合計15組(計162名)のアイドルを覚えればいいことになります。なかなかに大変でしたが、受験勉強で培った暗記力がここで存分に活かされました。
具体的には直近のライブ映像などを見ながら、映像内のメンバーの顔とアーティスト写真とのマッチングをまず行い、そこから顔と名前をマッチングさせるという2段階の学習を行いました。アー写だけ覚えても3次元で見た時に識別できませんから。
予習段階で気になったアイドルは記号系でしたね。特に≠MEの『夏が来たから』という楽曲にハマってしまいました。絶対に現地で聞きたい。
そういう感じで順調に覚えていきましたが、TIFの前日まで保留していたSTU48の16名がなかなか覚えられず、嫌気が差して午後から昼寝をキメてしまい、夜10時くらいに起きることになりました。まずいです。これから寝るにしても、TIFは朝7時くらいから並ぶ予定だったので、寝るに寝れません。なので起きておくことにしました。
# 当日
## 入場前
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7時10分くらいにHOT STAGEの入場列に並び始めました。この段階では気温もそこまで高くなく、日傘をしていればむしろ快適でした。
連番のキマリさんと他愛もない話をしながら時間を潰しました。日向坂三期生の中で結婚するなら誰がいいかという議題で、結論が未来虹ちゃんになったぐらいで列が動き始めました。9時30分ごろでした。
## 入場
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持ち物検査や持参した飲料の試飲などを突破し、ついに会場に入場しました。かなりステージに近く、去年のTIFの最後ぐらい前でした(前から6列目ぐらい)。入場の段階でこれだけ近いと、日向坂のときにどのくらい近いのか期待に胸が膨らみました。
ただ去年と同じく環境は最悪でした。屋根で直射日光は避けられているものの、高い気温の中、さらに人のムワッとした熱気が定期的に顔の方にやってくるのです。どうしようもない気持ちになります。たまに吹く涼しい風だけが希望です。せめて送風機を設置してください。

## 開演
最初のグループはOCHA NORMAというハロプロのアイドルグループでした。当然、全員分の名前と顔を覚えてきているので、知っている顔がステージに出てきて進研ゼミ的の効果を感じました。そのおかげで全く他のコールはわからないものの、名前コールだけは自信を持ってすることができて、非常に楽しかったです。
あとメンバーがステージに出てきてから、さらにステージの近さを感じました。自分の目が良くなったのかと思うくらい顔がはっきり見えました。ほんとみんな可愛かったな。
1組目が終わるとOCHA NORMAだけを見に来ている人が抜けていくので、後ろから前に行きたい人の圧が来ました。ラッシュ時の満員電車のように押し合いへし合いが繰り返され、次のグループが始まるちょっと前にやっと各々が自分の立ち位置を確保したようでした。
2組目はDIALOGUE+という声優アイドルグループでした。こちらは名前コールがほぼ存在せず、名前を覚える必要なかったかもしれないなと思いました。振りコピをしている人が多かった印象です。でも鷹村彩花は可愛かった。
3組目のAKB48あたりから雲行きが怪しくなってきました。暑さに体や頭がやられていっているのを少し感じました。初めてmixを言えた喜びでなんとかそれをかき消していたように思います。
4組目のTEAM SHACHIで秋本帆華さんの天真爛漫さにすごく元気が出て復活しました。コールも後ろの人の真似をしたりして楽しかったですね。
5組目のSTU48から本格的に体調がおかしくなってきました。最初のOvertureの三連mixをする余裕はありましたが、3曲目ぐらいからコールをする余裕がなくなってきました。だんだんと手が痺れてきて、命の危険を感じ始めていました。
ただここで折れてしまってはダメだとその時点の自分は思っていました。なんとか自分なら耐え抜けるはずだと、去年の成功体験や、これまでの人生の成功体験からそう思ってしまったんだろうと思います。さらに上にあげたツイートや、連番に迷惑をかけてしまうといったプレッシャーもあったと思います。
かなり精神的に追い詰められていました。連番相手に心配させたくないという思いから、首だけはリズムに乗って振っていました(後々聞いたら変だったとバレていましたが)。
どうにかして復活させようと考え、持ってきた塩分チャージのタブレットを口にしたり、冷たいスポドリを飲んだり、ハンディファンを強さMAXで頭に当てたり、気休めの冷感シートで顔を拭いたりしました。ただ意味はほとんどありませんでした。
目を開けておくのもきつくなってきたので、7組目のFRUITS ZIPPERでは一旦目を閉じました。そして幸い周りは人でギュウギュウなので、自分の体を寄っかからせてもらいました。そして目を閉じながら、想像の中で自分は一旦会場抜けて体を休めているんだ、回復したら会場に戻るんだと思い込みました。何も意味はなかったですが。
ただたまに聞こえてくるmixやガチ恋口上には本当に助けられました。そのときだけなぜか元気が戻ってきて、全力でコールができたのです。
でも今思えば、STU48当たりで元気がなくなったのは、変にメンバーの名前やmixを知ってしまっている分、前半で名前コールやmixを全力でしてしまったからなのかもしれないなと思います。寝不足もあるでしょうけど。
7組目のFRUITZ ZIPPERをなんとか目つぶりとmixで耐えて、8組目のつばきファクトリーがやってきました。このグループもハロプロでした。メンバーの名前は知っていますが、さすがに名前コールをする余裕もありません。
汗はだらだら流れ、心臓の鼓動が早くなり、呼吸も荒くなってきています。精神的にも肉体的にも本当にキツイです。キマリさんからも「めちゃくちゃ顔色悪いけど大丈夫?」と声をかけられてしまうぐらいでした。
最終的にキマリさんからスマホのメモアプリで「つばきファクトリー終わったら抜ける?」と言われ、私は同意しました。ここで命の危険を冒して耐え抜いて、熱中症の体で日向坂を見ても全力では楽しめないと思い、楽しさの最大化のためには仕方がないと判断したからです。
会場を出る際に、強烈な敗北感に襲われました。せめて負けたおひさまだと思われなくないと思い、自分の持ってきたトートバックについているひよたんのガーランドを周りの人に見られないようにするほどでした。
## 一時退場
(だいぶ時間が経ってから続きを書いているので適当です)
会場のすぐそばの自販機で飲み物をキマリさんに買ってもらったのを覚えています。普通のコーラが飲みたかったんですが、キマリさんが間違えてゼロキロカロリーのコーラを買ってしまい、「あ、普通のがいいです」ってつい言っちゃいました。そのときキマリさんは私に対して、結構余裕あるなと思ったそうです。
その後はとりあえず涼しいところに逃げるということで、イオン的な建物に入りました。とにかくのどが渇いていたのでめちゃくちゃ飲み物を飲みましたね。脱水だったんだと思います。あれほどすぐペッドボトルから液体がすぐなくなる感覚を抱いたの初めてでした。マックでアイスフロートコーラみたいなやつも飲みました。
## 再入場
もう時間としては≠MEなどの記号系がやっている時間でした。仕方ないので並び直しました。
1時間?ぐらい並んで、最終的にこのぐらいの近くで見ることができました。
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## 日向三期生
終わった後、乃木坂かなんかのファンが「日向あんまり刺さらなかったわ」とかぼやいてて、ちょっと気分悪くなりましたが、いやいやそれでいいんだよって思い直したのを覚えています。変にファンに迎合してキュンとかドレミソラシドとかやるより、三期曲をちゃんとやるほうが良いに決まっているので。
あんまり今更感想、書こうにも書けないので、当時のツイートを貼っておきます。


## 乃木坂4期生
なんかの曲で、となりからいきなり混沌mixが聞こえてきて、思わず共鳴しちゃいました。

本当に気持ちよかった瞬間。
## 飲み会
三期生推しで飲み会をしたね。初めてここす君に会ったのはこの飲み会だったはず。

## 終わりに
今年はTIF無さそうね(2025年現在)。
まああったとしてもあんまり行きたくないけどさ(でも4期生が出るとかなら多分行く)