## 練習問題1.2.4
新薬投与をしたのが100人、プラセボが100人
新薬投与する予定の患者が多い部屋で、落ち込んでる人(≒回復率が低くなりやすい人)に飴を配った。
飴のありなしの層別で見ると、薬は逆効果だが、全体としては効果があるという結果になった。
例えば、こんな例。飴の層別だと回復率はプラセボのほうが大きい。
| | 新薬 | プラセボ |
| :-- | ---------- | ---------- |
| 飴あり | 60/80(75%) | 16/20(80%) |
| 飴なし | 2/20(10%) | 40/80(50%) |
新薬は(60+2)/100 = 62%の回復率
プラセボは(16+40)/100 = 56%の回復率
で全体としては新薬は効果がある。
飴ありのグループは、結局回復率が低くなりやすい人で、新薬の方に偏っているので、新薬のほうが回復率が低くなることがある(プラセボ群は人数が少ないのでたまたま高くなることもある)。
一方、飴なしのグループでは、落ち込んでない人が多い、つまり回復率が高い人が多いのだが、新薬の人数が少ないため、たまたまプラセボより回復率が低くなることがあり、それが逆転に繋がっている。